文字の大きさ
文字サイズ普通 文字サイズ中 文字サイズ大
サイト内検索
組織のPR

アメリカ慰霊施設等を視察 日本遺族会創立70周年記念事業

2017年11月15日

お知らせ, 事業の取組み, 会員のページ

 日本遺族会は本会創立七十周年の記念事業の一環として「アメリカ慰霊施設等視察」を実施した。訪問団は、アメリカの慰霊施設であるハワイ州ホノルルのアリゾナ記念館、バージニア州のアーリントン国立墓地等を視察し、戦没者の冥福を祈り、献花等を行った。また、日系アメリカ退役軍人会、OBONソサエティ代表を招いての懇談会も開催した。

 9月21日、宇田川剱雄本会副会長を団長、市來健之助本会副会長を副団長とする訪問団36人は、成田空港に集合し、結団式を行い、夜行便でハワイ州のホノルルへと出発した。日付変更線を超えて、同日の早朝にホノルルに到着した一行は、そのままパールハーバー(真珠湾)に向かった。

真珠湾攻撃での米兵犠牲者の冥福を祈り献花

真珠湾攻撃での米兵犠牲者の冥福を祈り献花

 米軍の旧格納庫を改装して作られた太平洋航空博物館、艦上で日本の降伏文書調印式が行われたアメリカで最後の戦艦と呼ばれる戦艦ミズーリ記念館を見学した訪問団は、パールハーバービジターセンターで父親が第二次世界大戦に日系部隊として参加した日系米国人と交流した。

その後、日本軍の真珠湾攻撃で撃沈された戦艦アリゾナ及びその乗組員を追悼するために戦艦の真上に建設されたアリゾナ記念館に専用船で渡り、館内で戦死した乗組員の名前が刻まれている石碑に献花した。

22日、米軍兵士が眠る国立太平洋記念墓地で戦没者の冥福を祈り、マキキ日本人墓地で千羽鶴を供え慰霊した一行は、ホノルルを出発しサンフランシスコを経由して、23日、首都ワシントンDCに到着した。

午後、アーリントン国立墓地を訪問し、国の管理の下、アメリカ建国から現在にいたるまで国のために戦い命を捧げた兵士や多くの英雄的存在約30万人が埋葬されている広大な敷地内を循環バスに乗って視察し、訓練された衛兵が24時間交替で警護が続けている無名戦士の墓では、宇田川団長、市來副団長、そしてオレゴン州から駆け付けたOBONソサエティ代表のレックス、敬子・ジーク夫妻が訪問団を代表して花輪を捧げた。

アーリントン国立墓地で衛兵を先導に無名戦士の墓で献花

アーリントン国立墓地で衛兵を先導に無名戦士の墓で献花

また夜には、日系アメリカ退役軍人会から五人、OBONソサエティ代表の二人を招待して訪問団主催の懇談会を開催した。懇談会では、退役軍人会の出席者による戦時中の強制収容所での体験談等についてのスピーチや、OBONソサエティの日章旗等の遺品返還活動の紹介などがあり、有意義な意見交換の場となった。

すべての日程を終え、所期の目的を達成した訪問団は、26日、無事帰国した。

 

 

第12回理事会を開催 平成28年度事業報告及び決算を承認

2017年06月16日

お知らせ, 事業の取組み

日本遺族会は5月26日、第12回理事会を東京千代田区・千代田会館で開催した。平成28年度事業報告及び計算書、公益目的支出計画実施報告書の承認、さらには、英霊顕彰運動及び処遇改善運動の経過並びに今後の運動方法、平成30年度政府予算に対する本会の要望事項等が承認された。

 

第12回理事会で挨拶する水落敏栄本会会長

第12回理事会で挨拶する水落敏栄本会会長

 

 会議は午後1時30分、畔上和男専務理事の進行で開会、靖国神社に眠るご英霊に感謝の黙禱を捧げた後、水落敏栄本会会長(参議院議員)は、「遺族会は厳しい財源の問題がある。基本財産、運用財産を取り崩しながら今後、どのように遺族会の運営を進めて行くのかが問題だ。今年、本会創立七十周年の節目の年であるこの機をとらえて、財源を含めて、今後の遺族会のあり方を検討して行かなければならない」と挨拶した。次いで、理事の過半数の出席により会議の成立が確認され、議長に市來健之助副会長が選出され議事へと移った。

 平成28年度事業報告及び決算等で、監事を代表して平田修己氏が監査報告を述べ、審議を経て承認された。次に英霊顕彰及び処遇改善運動、平成30年度政府予算に対する本会の要望事項が審議されいずれも承認された。

 次に本会創立七十周年記念式典の概要について諮られ、関係省庁との調整の結果、平成29年9月19日、東京・港区元赤坂の明治記念館において、三権の長、総務大臣、厚生労働大臣、全国知事会代表、自由民主党役員、本会関係国会議員、本会関係団体代表ら約600人の参列を得て記念式典を開催する事が示された。また、その式典時には、遺族会の活動に対し永年貢献された方々に対して、会長表彰が贈られる事が提案され、いずれも承認された。

本会主催 マリアナ諸島戦跡慰霊巡拝の参加者募集のお知らせ

2017年05月15日

お知らせ, 事業の取組み, 会員のページ, 組織のPR

日本遺族会では、マリアナ諸島戦跡慰霊巡拝の参加者を募集している。

募集要項は次のとおり。

▼実施時期 平成29年11月下旬又は12月初旬の四泊五日で予定

▼実施地域 グアム島、サイパン島、テニアン島等を予定。

▼募集人員 20人(予定)※募集人員を上回った場合は選考となる。

▼参加資格 マリアナ諸島及び周辺海域で肉親を亡くされた戦没者の関係遺族(妻、遺児、孫・ひ孫、兄弟・姉妹、甥・姪、配偶者等)

※原則として、航空機等による長途の移動及び気候・風土の異なる地での旅行に耐えられる健康状態が良好な方に限るので、心配な方は申込みの際に事前に申告願いたい。

▼参加費用 30万円前後

※参加人数により費用及び実施地域は変更する場合がある。また、集合場所の東京までの往復交通費等は別途個人負担となる。

▼申込締切 9月末日

▼申込方法 申込は在住する各都道府県遺族会の事務局へ。

※参加人数が募集人数を大幅に下回った場合は、中止となるので、予めご了承願いたい。

日本遺族会青年部結成式を挙行

2017年05月15日

お知らせ, 会員のページ, 活動状況, 組織のPR, 青年部の活動

戦没者の孫、甥、姪ら76人が出席

本会女性部は、平成二十三年八月に本会活動を継承する後継者をつくることを提言してから早や五年七ヵ月、全国二十一支部に戦没者の孫等を糾合した青年部が結成された。これを受け三月二十四日、参議院議員会館講堂で全国から戦没者の孫、甥、姪ら七十六人と戦没者の遺児らの出席を得て、日本遺族会青年部の結成式が盛大に行なわれた。

青年部共同代表の坂爪美奈氏の司会進行で

青年部共同代表の坂爪美奈氏の司会進行で

 三月二十四日、平日にもかかわらず、北は北海道から南は鹿児島県まで一都一道一府三十五県の青年部代表七十六人と、遺族会役員ら六十一人が参集し、開会前から会場は、若者の熱気で溢れた。

午後一時三十分、坂爪奈美(東京都)氏の司会で始まり、山本良幸(愛媛県)氏の開会の辞、続いて国歌斉唱、黙禱と続き、水落敏栄会長に代わり宇田川剱雄副会長が挨拶した。次いで、三浦妙子女性部長が「女性部は勿論、本部・支部も青年部の活躍を信じて今まで以上に応援を惜しみません。期待しています。皆さんにバトンタッチします」と挨拶した。次いで、自民党を代表して高村正彦副総裁が「遺族会の継承者となられたことは心強い。党として青年部の活動を支える事を約束する」と挨拶。尾辻秀久遺家族議員協議会会長は、「私たちの今があるのは、先の大戦で亡くなられたご英霊のおかげ。その英霊を忘れてはならない。そして語り継いで行かなければならない。その役割をしっかり果たしてほしい」と、青年部への期待を込めた。その後、伊吹文明遺家族議員協議会最高顧問、今村雅弘復興大臣、高市早苗総務大臣、細田博之自民党総務会長、戦没者の孫の議員四人が挨拶した。

 

高村正彦副総裁が挨拶
高村正彦副総裁が挨拶
尾辻秀久遺家族議員協議会会長が挨拶
尾辻秀久遺家族議員協議会会長が挨拶 
高市早苗総務大臣が挨拶
高市早苗総務大臣が挨拶

次いで、水落会長が挨拶に立ち「日本遺族会創立七十周年の記念すべき今年、青年部を結成する事ができた。平和で豊かな社会に育った世代であるが故に、今後どういった活動をするか模索が続くと思うが、世界の恒久平和を希求する遺族会の社会的責務を後世代に伝える為に、遺児世代と青年部が両輪となって活動して行かなければならない。ご参集の皆さん、どうか、遺族会の活動に力添え願いたい」と青年部への期待を込めた挨拶をした。その後、西山尚利(福島県)氏の青年部立上げまでの経過報告の後、共同代表を代表して辻正人(兵庫県)氏が「おまたせいたしました。青年部、いよいよ一歩踏み出すこととなりました。日本遺族会を継承し、どんな形であれ変化を恐れず、本質をしっかり見極めた青年部にして行きたい。そして、言い訳をせず、行動を起こしながら青年部を盛り上げていく」と決意を述べた。青年部共同代表の紹介の後、衛藤晟一内閣総理大臣補佐官の発声で万歳三唱を行ない結成式は終了した。

 

水落敏栄本会会長が挨拶
水落敏栄本会会長が挨拶
日本遺族会青年部共同代表
日本遺族会青年部共同代表
衛藤晟一内閣総理大臣補佐官の発生で万歳三唱
衛藤晟一内閣総理大臣補佐官の発生で万歳三唱

 

その後、靖国神社に赴き青年部結成の奉告参拝を行い、都内ホテルで結成式出席者による懇親会が開かれた。

今後、青年部の一層の活躍が期待される。

第11回理事会開催 平成29年度事業計画を承認

2017年03月21日

お知らせ, 活動状況, 組織のPR

日本遺族会は2月23日、第11回理事会を東京千代田区の千代田会館で開催した。英霊顕彰運動及び処遇改善運動の経過並びに今後の運動方法、平成28年度の本会諸会計予算の第二次補正について審議がなされ、何れも承認された。また、平成29年度の事業計画及び収支予算書についても承認された。

平成29年度事業計画要旨はこちら

(続きを読む..)

ページの先頭へ戻る