日本遺族会は5月26日、第12回理事会を東京千代田区・千代田会館で開催した。平成28年度事業報告及び計算書、公益目的支出計画実施報告書の承認、さらには、英霊顕彰運動及び処遇改善運動の経過並びに今後の運動方法、平成30年度政府予算に対する本会の要望事項等が承認された。
会議は午後1時30分、畔上和男専務理事の進行で開会、靖国神社に眠るご英霊に感謝の黙禱を捧げた後、水落敏栄本会会長(参議院議員)は、「遺族会は厳しい財源の問題がある。基本財産、運用財産を取り崩しながら今後、どのように遺族会の運営を進めて行くのかが問題だ。今年、本会創立七十周年の節目の年であるこの機をとらえて、財源を含めて、今後の遺族会のあり方を検討して行かなければならない」と挨拶した。次いで、理事の過半数の出席により会議の成立が確認され、議長に市來健之助副会長が選出され議事へと移った。
平成28年度事業報告及び決算等で、監事を代表して平田修己氏が監査報告を述べ、審議を経て承認された。次に英霊顕彰及び処遇改善運動、平成30年度政府予算に対する本会の要望事項が審議されいずれも承認された。
次に本会創立七十周年記念式典の概要について諮られ、関係省庁との調整の結果、平成29年9月19日、東京・港区元赤坂の明治記念館において、三権の長、総務大臣、厚生労働大臣、全国知事会代表、自由民主党役員、本会関係国会議員、本会関係団体代表ら約600人の参列を得て記念式典を開催する事が示された。また、その式典時には、遺族会の活動に対し永年貢献された方々に対して、会長表彰が贈られる事が提案され、いずれも承認された。
一般財団法人日本文化興隆財団が、硫黄島の戦没者遺族を対象とした、硫黄島訪問島事業の参加者を募集していますのでご紹介いたします。
硫黄島訪島事業参加者募集についてはこちら
問い合わせ先:一般財団法人日本文化興隆財団 電話03-5775-1145
※この事業は日本遺族会主催ではありませんので、詳しいお問い合わせは日本文化興隆財団へお願いいたします。
日本遺族会では、マリアナ諸島戦跡慰霊巡拝の参加者を募集している。
募集要項は次のとおり。
▼実施時期 平成29年11月下旬又は12月初旬の四泊五日で予定
▼実施地域 グアム島、サイパン島、テニアン島等を予定。
▼募集人員 20人(予定)※募集人員を上回った場合は選考となる。
▼参加資格 マリアナ諸島及び周辺海域で肉親を亡くされた戦没者の関係遺族(妻、遺児、孫・ひ孫、兄弟・姉妹、甥・姪、配偶者等)
※原則として、航空機等による長途の移動及び気候・風土の異なる地での旅行に耐えられる健康状態が良好な方に限るので、心配な方は申込みの際に事前に申告願いたい。
▼参加費用 30万円前後
※参加人数により費用及び実施地域は変更する場合がある。また、集合場所の東京までの往復交通費等は別途個人負担となる。
▼申込締切 9月末日
▼申込方法 申込は在住する各都道府県遺族会の事務局へ。
※参加人数が募集人数を大幅に下回った場合は、中止となるので、予めご了承願いたい。
太平洋戦争を風化させずグアム島英霊1万8千余名全員の遺骨収集を目指すマリアナ諸島遺族とそれを支えて下さる方々の集まりである「ピースリング・オブ・グアム・ジャパン」より、旧日本兵の写真についてお心当たりのある方を探しています。
(お問合せ先 副代表・内藤寿美子氏 電話03|3905|0880)
写真は昭和19年7月の米軍グアム再上陸時から終戦までの間に当時駐留していた米海軍大尉が撮影したものです。
写真は(続きを読むを..)クリックしてください。
- 日本遺族会では、平成29年度戦没者遺骨収集帰還事業への参加希望者の事前登録を行っている。昨年8月に厚生労働省の指定法人として認可された日本戦没者遺骨収集推進協会(推進協会)が実施する事業のすべての戦域に対し本会へ派遣協力を依頼される予定で、戦没者の遺児をはじめ青年部(孫、曾孫等)の方にも広く登録願いたい。
申込登録要項は次のとおり