財務省は9月7日、各省庁が提出した平成31年度政府予算の概算要求総額を発表した。一般会計の総額は102兆7千6百58億円となり、5年連続で100兆円を越え、これまで過去最大だった平成28年度要求額を上回った。本会関係では、遺骨収集事業等の推進費増額など本会の要望事項がほぼ盛り込まれた。
日本遺族会が厚生労働省から委託を受け実施している海外民間建立慰霊碑移設等事業で、ロシア連邦、カザフスタン共和国へそれぞれ2人を相次いで派遣した。
日本戦没者遺骨収集推進協会は、旧ソ連抑留中死亡者遺骨収集派遣で、ハバロフスク地方第二次及びザバイカル地方を7月23日から8月8日の期間で、クラスノヤルスク地方及びブリヤート共和国を8月6日から8月22日の期間で実施し、本会からも各派遣に対し参加協力した。
旧満州、旧ソ連を実施
日本遺族会主催の平成30年度「戦没者遺児による慰霊友好親善事業」では、旧満州、旧ソ連を実施した。同事業は、各戦域を訪れ亡き父等の戦没地を巡り慰霊追悼を行うとともに、各地で小学校や病院等を訪問し、現地の方々との友好親善を深めていく。
日本遺族会が厚生労働省から委託を受け、日本政府がロシア連邦サハリン州スミルヌイフ地区ポペジノに建立した「樺太・千島戦没者慰霊碑」の維持管理状況を調査するため、8月16日から20日までの5日間、水落敏栄本会会長、他事務局職員1人を派遣した。