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日本遺族会では、政府の行う戦没者遺骨帰還団に昭和四十六年より、フィリピン、ミャンマー(ビルマ)、東・西ニューギニア、ビスマーク・ソロモン諸島、サイパン島、テニアン島、パラオ、硫黄島等の旧戦域をはじめ、旧ソ連地域、モンゴルに戦没者遺児を中心に派遣、協力しています。
政府は、今年十月、平成二十二年に設置した硫黄島特命チームを中心に、硫黄島における遺骨帰還事業を相次いで実施した。
第三回特別派遣団総勢五十六人(本会派遣者六人)は、十月二日から十日まで硫黄島北の大坂山周辺で遺骨収容を行い、三柱を収容。
政府主催のモンゴル(ノモンハン事件)遺骨帰還団に本会より二人を派遣した。
派遣団は、八月二十二日に日本を出発し、モンゴル国スンベルで遺骨収容作業に従事し、同地のトウワン及びイミ高地で四柱を収容。九月六日、千鳥ケ淵戦没者墓苑での引渡式で厚生労働省へと遺骨を引き渡した。
また、八月二十八日から九月五日まで実施された硫黄島第二回特別派遣に本会より六人を派遣し、同島北東部の壕等で調査を行い、期間中三柱を収容した。
日本遺族会では、政府が主催する先の大戦における日本人戦没者の遺骨帰還事業に対し戦没者遺族の参加者を派遣し、協力している。
硫黄島における遺骨帰還事業の「第一回特別派遣」が七月九日から十七日までの期間で実施され、本会からは六人を派遣した。
第一回特別派遣団は、通常派遣に参加している本会や硫黄島関係団体の他、公募ボランティア等からの参加者を含め総勢約五十人が参加し、政府が米国調査で得た資料により発見され、これまで九九八柱が収容されている「滑走路西側集団埋葬地」で収容作業を行い、今回新たに百四十三柱を収容した。 (続きを読む..)
遺骨帰還事業の取組み
日本遺族会では、政府の行う戦没者遺骨帰還事業に昭和46年より、フィリピン、ミャンマー(ビルマ)、東・西ニューギニア、ソロモン諸島、ビスマーク諸島、サイパン島、テニアン島、パラオ、硫黄島等の旧戦域をはじめ、平成3年からは旧ソ連地域にも戦没者遺族による参加者を派遣、協力しています。
また、戦後60年以上が経過し、遺骨情報が減少してきているなどの事情から、遺骨帰還が困難な状況になりつつある状況を踏まえ、南方地域からの今後の遺骨帰還の促進を図ることを目的に、平成18年度から厚生労働省の委託を受け、フィリピン(受託18・19・.20)、東部ニューギニア(受託18・19・20・21・22・23・24)ビスマーク・ソロモン諸島(受託19・20・21・22・23・24)において未帰還遺骨の集中的な情報収集を実施し、未だ海外等に眠るご遺骨の早期帰還に貢献しています。