会 長 | 水落 敏栄 | |
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副会長 | 宇田川 剱雄 | 東京都遺族連合会会長 |
副会長 | 市來 健之助 | |
理 事 | 29名(正副会長、専務理事、常務理事6名を含む) | |
監 事 | 2名 | |
評議員 | 24名 |
昭和20年8月15日、4年におよんだ大東亜戦争は終わりました。
敗戦国となったわが国は、連合国の管理下で占領軍による新生日本の歩みが始まりました。
矢継ぎ早に出される指令の中で、戦没者遺族にとって大きな打撃となったのは「神道指令」でした。靖国神社が、国との関係を絶たれたのです。また、自治体の慰霊祭、追悼式も禁止され、恩給も停止され、社会的冷遇をうけました。きのうまで「誉の家」として尊敬された戦没者遺族は肩身の狭い思いをしました。とくに、一家の大黒柱を失い、年老いた父母を抱え、遺児を育てる戦争未亡人の方々の物心両面にわたる苦しみは、ひとしおでした。
戦没者遺族は各地で連絡を取り合い、立ち上がります。
組織化へ向けての、動きです。戦没者遺族にたいする冷遇を是正したい。
それは、ひたむきな動きでした。悲痛な叫びです。会合が各地でもたれ、代表が東京に集まり、全国組織としての「日本遺族厚生連盟」を結成します。終戦から2年、昭和22年の11月でした。
そして、国会では「遺族援護に関する決議」、「未亡人並びに戦没者遺族の福祉に関する決議」があり、政府にも遺族援護の機運が高まります。