日本戦没者遺骨収集推進協会主催による硫黄島戦没者遺骨収集第3回派遣団)が11月23日から12月9日の期間で実施され、日本遺族会からは4人の遺族が参加協力した。
今回は、第2回派遣と同じ硫黄島の南部落付近(第309独立歩兵大隊地域)を中心に遺骨の収容作業を行い、団員らは指定されたグリッド内の地表遺骨を入念に捜索するなどして、グリッド№.183W及び183Nで14柱の遺骨を収容した。
12月9日、千鳥ヶ淵戦没者墓苑で遺骨引渡式が挙行され、新型コロナウイルス感染予防対策のため東京神奈川、千葉、埼玉の1都3県から遺族代表が各1人参列し、派遣団が奉持した遺骨が厚生労働省職員へ引き渡されるのを見守った。また、日本遺族会からは宇田川剱雄副会長が代表で参列し、献花した。