静岡県遺族会青年部(つつじ会)は、10月30日、「令和3年度つつじ会研修会」として、静岡県の各市町遺族会青年部代表等16名が参加し、東京への日帰り視察研修を実施した。
一行は靖国神社に参集し、初めに大石功静岡県遺族会副会長から「遺族会の後継者である青年部の皆さんには、戦争の悲惨さを語り継いでいってもらうために、今日の研修でしっかりと学んでいただきたい。」と挨拶があり、全員で昇殿参拝し、英霊の冥福を祈った。
その後、遊就館を見学した一行は、千鳥ヶ淵戦没者墓苑を訪れ、戦没者が納骨されている六角堂で手を合わせた。
最後に昭和館で、学芸員の解説により、戦中、戦後の国民のくらしを伝える展示室を視察した後、「昭和館の語り部事業」と題して、坂尻麻子図書情報部長による講義を受けた。講義では、戦争体験について戦争を知らない世代へ語り継ぐ方法、次世代の語り部の育成、遺族会青年部だからこそ伝えられることなどについて話があり、参加者は熱心に耳を傾けていた。
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