トップ » 遺骨帰還事業の取組み » 戦没者等の遺留品の返還事業 持ち主遺族を探しています
日本遺族会は、平成30年度から厚生労働省の委託を受け「戦没者等の遺留品の返還に伴う調査一式」事業を実施しており、これまで日章旗等の多くの遺品を遺族へ返還している。
今回、都内在住の米国人から特攻隊員の写真等の遺留品を遺族へ返還したいとの申し出があり、持ち主遺族の情報を求めている。
これまでの本会の調査では、写真の兵士は、「第三神風特攻隊春日隊」に所属し、昭和19年11月27日にフィリピン・レイテ湾内(スリガオ海峡)で戦死した9人の特攻隊員の一人の可能性がある。9人の隊員の出身は神奈川県、茨城県、新潟県、愛知県、京都府、愛媛県、福岡県、鹿児島県であることも判明しており、該当する支部へも遺族の捜索を依頼している。
遺留品は、スナップ写真6枚、写真館で撮影した肖像写真1枚、紙幣などがあり、兵士が所有していたと思われる財布に入れられていた。
写真の兵士に心当たりのある方は、本会事務局(℡03-3261-5521)まで情報を寄せていただきたい。