トップ » 遺骨帰還事業の取組み » 硫黄島遺骨収集 フォローアップ調査を実施
日本戦没者遺骨収集推進協会主催による硫黄島戦没者遺骨収集派遣第1回、第2回フォローアップ調査が相次いで実施された。令和3年度は16回の調査が予定されており、日本遺族会、硫黄島協会が参加協力し、新型コロナウイルス感染予防のため、派遣者全員がPCR検査を受け陰性であることを確認し、派遣している。
第1回フォローアップ調査は6月9日から22日までの14日間、第2回は6月21日から7月6日までの16日間で実施され、本会からそれぞれ1人が参加協力した。硫黄島内のジャングルや地下壕等で作業に従事した。
フォローアップ調査は、過去の面的調査の結果、さらに調査が必要と思われる地域を、グリッド(180m×180m)単位で、年間100箇所程度を再調査することを目的としており、海外資料調査で地下壕等の存在が推測されるグリッド、過去の面的調査で地下壕等が確認されたグリッド、過去の遺骨収集において崩落などの理由により作業中断で概了とされた地下壕で関係団体から再調査の要望があった地区を含むグリッドが主な調査対象となっている。
今回のフォローアップ調査では、第1回が神山海岸地区及び丸万部落周辺、第2回が本山部落周辺の壕等を対象として、派遣団員は、植物が生い茂っているジャングルをグリッド内の目的地まで徒歩で踏査し、未発見の地下壕等の捜索、既に遺骨が収容されている壕の確認などを行った。
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