日本戦没者遺骨収集推進協会主催による硫黄島戦没者遺骨収集派遣(第4回)が3月15日から25日まで実施され、本会から一人が参加協力した。3月25日には厚生労働省において今年度収集した遺骨46柱の拝礼式が行われた。
今回は硫黄島の北部落以南と南部落南西付近の視察及び露出している遺骨の現場保存作業であった。派遣団は、露出した遺骨の場所の細部記録、遺骨の紛失等の防止を目的とした雨等により流失しないよう土嚢の設置、遺骨の上に土砂を入れての埋設、現場を特定しやすいよう鉄杭を打ち四方をテープで囲んで表示した。
3月23日日には天山慰霊碑前で今年度3回にわたり収集した46柱の遺骨の追悼式が行われた。24日には、遺骨を捧持し航空自衛隊入間基地に帰還した派遣団は基地隊員に出迎えられた。翌25日、厚生労働省で拝礼式が行われた。拝礼式では、水落敏栄日本遺族会会長が黙禱を捧げるとともに、献花及び拝礼を行った。