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千鳥ヶ淵戦没者墓苑で秋季慰霊祭を挙行 秋篠宮皇嗣同妃両殿下ご臨席

2020年11月25日

お知らせ

 東京・千代田区の千鳥ヶ淵戦没者墓苑で10月19日、秋雨の降る中、秋篠宮皇嗣同妃両殿下のご臨席を仰ぎ、秋季慰霊祭が厳粛に執り行われた。今年はコロナウイルス感染防止の観点から規模を縮小し行われ、全国の遺族代表、同墓苑奉仕会会員、陸海空自衛隊、在日駐在官などが参列し戦没者の冥福を祈った。

 秋季慰霊祭は、午後1時、秋篠宮皇嗣同妃両殿下御臨場で挙行された。日本遺族会を代表して水落敏栄会長が参列した。

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開式の辞に次いで、国歌斉唱は行わず、海上自衛隊東京音楽隊による吹奏が行われ、献茶の儀、津島雄二奉仕会会長式辞、昭和天皇御製奉誦、上皇陛下御製奉誦、童謡唱歌奉唱では音羽ゆりかご会による「海ゆかば」「里の秋」「みかんの花咲く丘」の3曲が奉唱され奉納行事が行なわれた。

内閣総理大臣による追悼の辞(代理代読)に引き続き、参列者一同が起立するなか、秋篠宮皇嗣同妃両殿下が墓前に進まれご英霊に対し深々と御拝礼、両殿下に合わせ参列者一同が拝礼し黙祷を捧げた。

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秋篠宮皇嗣同妃両殿下が御退場の後、陸上、海上、航空の各自衛隊が一体化した統合部隊による拝礼、水落本会会長をはじめ来賓の献花が行われ、代表遺族や一般参列者の献花と続き、午後2時式典は終了した。

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千鳥ヶ淵戦没者墓苑

 先の大戦で亡くなられた戦没者のご遺骨を納めるため、昭和三十四年日本国政府により建立された。昭和二十八年以降政府派遣団が遺骨収集したもの、戦後海外から帰還した部隊や個人が持ち帰ったもの及び海外において犠牲となった一般邦人も含まれている。いずれも遺族に引き渡すことのできなかったご遺骨で、現在三十七万六十九柱が納骨されている。

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