新型コロナウィルス感染拡大の影響により、本年度の遺骨収集事業は、ほぼすべてに地域において派遣の目途がたっていなかったが、日本戦没者遺骨収集推進協会(推進協会)は、7月21日付で、当面の間海外における遺骨収集事業を中止することを、日本遺族会を含む各社員団体に通知した。
推進協会は、今後の派遣再開の基準として、①派遣相手国の入国制限・入国後の行動制限が解除されること②日本帰国後の日本国内での行動制限が解除されること③外務省が発出している渡航制限レベルがレベル1以下となることの三条件を満たした後に、厚生労働省の判断によって、派遣手続きを開始するとしている。