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遺骨収集帰還事業

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遺骨収集事業 硫黄島、パラオ諸島、ソロモン諸島で遺骨収集を実施

2020年03月02日

活動状況, 遺骨収集帰還事業

日本戦没者遺骨収集推進協会(JARRWC)は硫黄島、パラオ諸島、ビスマーク・ソロモン諸島の遺骨収集派遣を実施、本会からは12人が参加協力を行い、10柱の遺骨が日本に奉還された。

硫黄島戦没者遺骨収集派遣団(第3回収集)は、11月26日から12月11日の期間で任務にあたった。

派遣団は、第2回収集派遣団からの継続壕である、北部落のコーストガード附近と北観音附近で収集作業を行ったが、遺骨の収容には至らなかった。

パラオ諸島戦没者遺骨収集派遣団は、11月三30日から12月13日の期間で任務にあたった。

派遣団は、ペリリュー島班とアンガウル島班に別れ収集作業を行った。

アンガウル島班は、アンガウル島北西部高地周辺、青池南側それぞれの地表及び洞窟、日本人墓地で遺骨調査を行い、サイパン日本人墓地では伐採作業が行われた。

ペリリュー班は、ペリリュー島中央高地周辺、ホワイトビーチ周辺、水戸山付近の高地の地表と洞窟、飛行場西側丘陵地帯、ゲドブス島で遺骨調査が行われた。遺骨鑑定により、5柱の遺骨を奉持し12日帰国した。

ペリリュー島で焼骨式を執り行い、ご遺骨を荼毘に付す団員

ペリリュー島で焼骨式を執り行い、ご遺骨を荼毘に付す団員

ビスマーク・ソロモン諸島遺骨収集派遣団(第1次)は、11月30日から12月13日の期間で任務にあたった。

派遣団は、現地調査第五次派遣団からの継続となる、ソロモン諸島ガダルカナル島の首都ホニアラ西方ママラ川中流のママラ、ホニアラ飛行場南方四キロの山岳地帯のカイモモサで遺骨調査と収集作業を行った。遺骨鑑定により、5柱の遺骨を奉持し12日帰国した。

ガダルカナル島のママラ川中流付近で作業に従事する団員ら

ガダルカナル島のママラ川中流付近で作業に従事する団員ら

翌13日には、千鳥ヶ淵戦没者墓苑で遺骨引渡式が行われ、遺骨が派遣団の手から厚生労働省職員へ引き渡された。

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