トップ » Search Results » 令和元年度戦没者遺児による慰霊友好親善事業 実施状況(ミャンマー)
日本遺族会の「戦没者遺児による慰霊友好親善事業」が実施され、ミャンマーの各地に37人の遺児が参加した。一行は亡き父の眠る各地を訪れ、慰霊追悼を行い小学校等に学用品等を寄贈した。また、ミャンマー訪問中の三笠宮瑶子女王殿下より訪問団にご接見の栄を賜った。
水落敏栄日本遺族会会長を総括団長とする、ミャンマー慰霊友好親善訪問団は、12月13日靖国神社に参集、結団式を行いその後、ご本殿に上がり正式参拝を行った。
12月14日、ヤンゴンに到着した一行は、ヤンゴン市内のホテルで、ミャンマーご訪問中の三笠宮瑶子女王殿下にご接見を賜るという栄によくした。
19時過ぎ、水落会長のご先導で三笠宮瑶子女王殿下が、訪問団一行が拍手で迎える中ホテルバンケットにご入場された。
初めに水落会長が「この度のミャンマーご訪問に際し、ビルマ平和記念碑へのご参拝にいただきましたことにお礼を申しあげます。これまでの遺族や遺族会の活動に宮家がお心を寄せていただいていることに感謝申しあげ、恒久平和を希求する活動を続けることをお誓い申しあげます」とご挨拶された。その後、各班担当の事務局より各班の日程説明と団員の紹介を行った。最後に、水落会長が、ご接見のお礼を述べた後、団員の拍手に見送られ、瑶子女王殿下は会場を後にされた。
一行は、翌日より各班に分かれて縁の地に向かった。
A班は、モパリン、サトン、ムドン、タウイ、カニクイン、ピュ、トングーで個人慰霊祭を行い亡父の冥福を祈った。B班は、パガン、メークテーラ、キャウセ、モガウン、ミートキーナ、メイミョー、マンダレーで亡き父に語りかけた。C班は、プローム、カレワ、フォートホワイトの各地で戦没者の御霊に手を合わせた。
また、一行は、本事業のもう一つの目的である友好親善を各地で実施、小学校や病院等を訪問し学用品、衣類、車椅子等を寄贈して、民間外交を行った。
12月19日、在ミャンマー日本国大使館丸山市郎特命全権大使、ヤンゴン日本人会等の参列のもとミャンマー全戦没者追悼式を挙行、ご英霊に慰霊の誠を尽くした。