日本戦没者遺骨収集推進協会(JARRWC)は樺太・占守島、マリアナ諸島の遺骨収集派遣を実施、本会からは3人が参加協力を行い、12柱の遺骨が日本に奉還された。
樺太・占守島戦没者遺骨収集派遣団は、11月6日から14日の期間で任務にあたった。ロシア連邦サハリン州スミルヌイフ地区で、現地関係団体のロシア調査運動が占守島で発見収容した遺骨を受領、遺骨鑑定により7柱の遺骨を奉持し13日帰国した。
翌14日には、厚生労働省援護会議室で遺骨拝礼式が行われた。
マリアナ諸島遺骨収集派遣団は、10月11日から22日の期間でサイパン島で任務にあたった。これまでグアム、サイパン、テニアン島内の現地調査で、北マリアナ諸島歴史保存局に預けている遺骨の整理や鑑定と、遺骨にの付着物の除去作業を行い、5柱の遺骨を奉持し21日帰国した。
翌22日には、千鳥ヶ淵戦没者墓苑で遺骨引渡式が行われ、遺骨が派遣団の手から厚生労働省職員へ引き渡された。