トップ » 遺骨帰還事業の取組み » 靖国神社創立150年記念事業 さくら陶板が竣成
靖国神社では、本年、創立150年の節目の年を迎えるにあたり、「本殿・拝殿・霊璽簿奉安殿関連工事」「靖国会館内装改修・休憩所設置工事」「境内外苑整備工事」の3事業が実施されていた。このたび、最後となっていた「外苑整備工事」事業の一つとして取り組まれた各都道府県の「さくら陶板」の竣成記念式典が6月12日参集殿で開催された。
靖国神社創立150年記念事業の一つである境内外苑整備工事に伴い、本殿への参拝誘導と慰霊の心に触れる空間を創作する「いざないプロジェクト」で、本会婦人部が奉納した「靖国の時計塔」の移設工事等を含め、外苑東側に「慰霊の庭」が整備された。「慰霊の庭」には「さくら陶板」が設置され、6月12日、竣成記念式典・内覧会が開催された。
午前11時、参集殿で行われた竣成記念式典では、山口建史宮司が記念事業の趣旨や経緯などを述べ、「さくら陶板」を制作・奉納した陶工が紹介された。
「さくら陶板」は、各都道府県の陶工が靖国神社の象徴でもある桜の花弁をモチーフとして、同神社に祀られている英霊の故郷の土を用いて丹精込めて制作したものである。
式典に続き、外苑中央広場特設会場で、内覧会が催され、宇田川剱雄本会副会長、山口宮司、崇敬奉賛会代表、陶工代表等によるテープカットが行われた。招待された遺族はそれぞれの都道府県遺族会の名称が記された「さくら陶板」を内覧し、竣成を祝った。