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慰霊友好親善事業

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平成30年度慰霊友好親善事業実施状況 ミャンマー

2019年04月08日

お知らせ, 慰霊友好親善事業

國政隆昭本会常務理事(鳥取県遺族会会長)を総括団長とする戦没者遺児によるミャンマー・タイ慰霊友好親善訪問団は、11月28日から12月6日までの9日間、永年の念願であったミャンマー・タイの各地を訪れ、亡き父の眠る地において70有余年に及ぶ思いを父と語らい、慰霊を行ったほか、小学校や病院を訪問し、学用品や車椅子等を寄贈するなどの民間外交を行い、友好親善を深めた。

11月27日、全国の遺児代表36人が東京・千代田会館に集合し結団式を行い、靖国神社にて昇殿参拝後、前泊の成田へ移動。翌日の28日成田を出発し、同日A班・B班はヤンゴンに、C班はヤンゴン経由でバンコクに到着した。

翌日29日より3班に分かれ、それぞれの慰霊地へと向かった。A班はテニー村、キャクタガ東方、スワ東方、トングー東方、ピュー東方、カレワ北方、カレミョウ西方、ヤンゴン。B班はミートキーナ、モガウン方面、マンダレー、メイミョー、エンガン方面、ピヨベ、メークテーラ、パガン方面。C班はバンコク、クンユアム方面、アンポパイ方面、モールメン、ラーヘン方面へと向かい、それぞれ慰霊祭を執り行い、亡き父に積年の思いを語りかけ、共に散華された英霊の冥福を祈った。

タイ・クンユアム方面のホエブロン村での慰霊祭

タイ・クンユアム方面のホエブロン村での慰霊祭

また、A班はペグーとヤンゴンの小学校へ、B班はミートキーナの小学校へ、C班はメーホンソーンの小学校を訪問し、団員が持ち寄った学用品等を贈呈し、子供たちと交流を図り、楽しいひとときを過ごした。

ペグーの小学校を訪問し、生徒から歓迎を受ける

ペグーの小学校を訪問し、生徒から歓迎を受ける

さらに、A班はカレミョーの総合病院、B班はパガンの総合病院、C班はモールメンの総合病院へ、それぞれ車椅子を寄贈し、現地の方々との友好を深めた。

12月4日には、ヤンゴン市街の北オカラッパ日本人墓地「ビルマ平和記念碑」前にて、在ミャンマー日本国大使館代表並びに日本人会代表の参列の下、全戦没者追悼式を挙行し、英霊に感謝と追悼の誠を捧げた。

一行は6日、所期の目的を果たし、亡き父との別れを惜しみつつ、それぞれの思いを胸に帰国の途に就いた。

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