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遺骨収集帰還事業

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ハバロフスク地方で31柱を収容 旧ソ連抑留中死亡者遺骨収集

2018年10月19日

お知らせ, 遺骨収集帰還事業

日本戦没者遺骨収集推進協会は、旧ソ連抑留中死亡者遺骨収集派遣ハバロフスク地方第2次を8月27日から9月12日までの17日間実施した。本会からは四人が派遣協力し、全国抑留者協会、JYMA日本青年遺骨収集団、国際ボランティア学生協会からの参加団員とともに、埋葬地での遺骨収容に従事し、31柱を収容した。

 

焼骨式の準備をする団員=9月8日、ソールネチヌイ地区ゴリン村で

焼骨式の準備をする団員=9月8日、ソールネチヌイ地区ゴリン村で

ハバロフスク地方第2次遺骨収集派遣団は、ハバロフスクから列車でコムソモリスクへ移動し、8月30日、車でソールネチヌイに到着した。

派遣団は8月31日から9月8日までソールネチヌイ地区ゴリン村に滞在し、記録には333人の日本人抑留中死亡者が埋葬されている第4932野病ゴリン居住地墓地及び第5収容所第4923野病墓地で遺骨収集を実施した。

収容期間中は、天候不順で作業を中断することもあり、長時間にわたる停電に見舞われるなど悪環境の中での作業だったが、団員全員が一致団結し作業にあたった結果、日本から同行した遺骨鑑定専門員が日本人抑留者であると鑑定した遺骨31柱を収容した。

収容したすべての遺骨を丁寧に洗骨した派遣団は、9月8日、ゴリン村で焼骨した後、追悼式を執り行い御霊の冥福を祈った。

9月11日、派遣団は日本へ帰還し、翌日千鳥ケ淵戦没者墓苑での引渡式に臨み、参列した関係遺族が見守る中、厚生労働省職員に遺骨を引き渡した。

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