トップ » Search Results » 香川県で日章旗返還
戦没者の遺品の返還運動を推進しているOBONソサエティから本会に照会があった矢野雅一氏の日章旗について、香川県遺族連合会へ遺族の捜索を依頼していたところ、三豊市に遺族が在住していることが判明した。
中国の山西省で戦死した矢野氏(当時22歳)の日章旗は、サウスカロライナ州在住の米国人パターソン一家が元海軍兵の父親が戦地から持ち帰ったものを譲り受け、長年に渡り保管していた。
10月12日、高松市の県遺族会館で返還式が行われ、真鍋賢二香川県遺族連合会会長から親族の矢野博さんへと引き渡された。高齢で外出が困難な兄弟に代わって旗を受け取った博さんは、「中国からアメリカ、そしてここまで長い旅をしたものだ。関係者への感謝でいっぱい。雅一さんもやっと故郷へ帰れたと喜ぶでしょう」と話した。