トップ » 遺骨帰還事業の取組み » 活動状況 » 遺骨収集 旧ソ連から154柱が帰還
日本戦没者遺骨収集推進協会は、旧ソ連抑留中死亡者遺骨収集派遣を7月24日から8月9日の期間で実施した。本会からは、ハバロフスク地方第2次に2人、クラスノヤルスク地方に4人、ザバイカル地方に2人が参加協力した。
ハバロフスク地方第2次遺骨収集団は、ソールネチヌイ地区ゴリン村の第4923野病ゴリン居住地墓地及び第五収容所第4923野病墓地で遺骨収集に従事し、35柱の遺骨を収容した。
クラスノヤルスク地方遺骨収集団は、セーベロエニセイスク地区ミハイロフスキー村にある第34収容所第九支部埋葬地で遺骨収容を行い、27柱を収容した。
ザバイカル地方遺骨収集団は、昨年に引き続きヒローク地区フーシンガ村にある第52収容所第2支部埋葬地で遺骨の発掘にあたり、92柱を収容した。
各派遣団は収容した遺骨を焼骨し、現地で追悼式を執り行い、すべての任務を終え、8日全員無事に帰国した。
翌9日には、派遣団はそれぞれ遺骨を奉持し、千鳥ケ淵戦没者墓苑での引渡式に臨み、参集した関係遺族が見守る中、厚生労働省に遺骨を引き渡した。