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遺骨収集帰還事業

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遺骨収集 旧ソ連から55柱を奉還

2017年08月15日

事業の取組み, 活動状況, 遺骨収集帰還事業

 日本戦没者遺骨収集推進協会は、旧ソ連抑留中死亡者遺骨収集派遣ハバロフスク地方第1次及びアムール州を7月3日から19日までの17日間、実施した。本会からはハバロフスク地方に2人、アムール州に4人が派遣協力し、JYMA日本青年遺骨収集団からの参加団員と、気温が40度近くにもなる環境の中、埋葬地での遺骨収容に従事した。

 ハバロフスク地方第1次遺骨収集派遣団は、ウクトゥール村の第1収容所第2支部第310病院の埋葬地で作業し、2柱を収容した。その後、ソールネチヌイ地区ゴーリン村に入り、第4923野病ゴリン居住地墓地及び第5収容所第4923野病墓地で作業し、29柱を収容した。収容したすべての遺骨を丁寧に洗骨した派遣団は、ゴーリン村で焼骨した後、追悼式を執り行い御霊の冥福を祈った。

ハバロフスク地方での遺骨収集

ハバロフスク地方での遺骨収集

 アムール州遺骨収集派遣団は、シマノフスク地区セレトカン村北方8キロ地点の埋葬地で6日間にわたる遺骨収集を実施した。埋葬地までは宿舎から毎日乗り合いトラックで整備されていない道路を約1時間半かけて往復しての作業であったが、24柱の遺骨を収容し、セレトカン村で焼骨式及び追悼式を執り行った。

アムール州で収容した遺骨を荼毘に付す

アムール州で収容した遺骨を荼毘に付す

 7月18日、ハバロフスク地方第一次、アムール州両派遣団は揃って日本へ帰還し、翌日千鳥ケ淵戦没者墓苑での引渡式に臨み、参列した関係遺族が見守る中、厚生労働省に遺骨を引き渡した。

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