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海外未送還遺骨情報収集事業

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海外未送還遺骨情報収集事業 東部ニューギニア4次

2014年01月17日

お知らせ, 活動情報, 海外未送還遺骨情報収集事業

日本遺族会は、厚生労働省から委託を受け実施している海外未送還遺骨情報収集事業の東部ニューギニア第四次派遣団を、十一月九日から二十三日までの期間、パプアニューギニアの東セピック州とサンダウン州に派遣した。

派遣団は、東セピック州のボイキンからソワムを経由してサンダウン州アフアまでの村々と、アンゴラム方面のマンセップ、ガビエン及びマプリック方面のウルプ、スワヌンブなどを周り、住民にポスター、パンフレットを配布して事業説明を行い、残存遺骨に関する情報の提供を呼びかるとともに、情報場所の確認及び試掘を実施するなどして、遺骨の確認に努めた。

特に戦時中に多くの兵士が戦死、戦病死をしているボイキンでは、過去の政府遺骨収集の実施状況、生還した戦友の記録及び村人達の証言などから、遺骨が埋葬されていると思われる範囲を特定したうえで試掘を実施して、今回一柱が眠っていることを確認した。同地については、引き続き年明け一月に派遣される政府遺骨収集帰還団により収容作業が行われる予定である。

今回、派遣団が、同行した国立博物館員の鑑定により現地で確認した遺骨は推定三十三柱で、情報提供者、発見者、地権者等の了承を得て、受領した遺骨は二十九柱であった。受領した遺骨はウエワクの保管施設に安置されており、政府派遣団の最終的な鑑定並びに柱数の判定を経て日本へと奉還される予定である。

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