トップ » 遺骨帰還事業の取組み » 事業の取組み » 派遣者枠の拡大を要望 遺骨帰還事業
日本遺族会では、政府の行う戦没者遺骨帰還団に昭和四十六年より、フィリピン、ミャンマー(ビルマ)、東・西ニューギニア、ビスマーク・ソロモン諸島、サイパン島、テニアン島、パラオ、硫黄島等の旧戦域をはじめ、旧ソ連地域、モンゴルに戦没者遺児を中心に派遣、協力しています。
また、戦後六十年以上が経過し、遺骨情報が減少してきているなどの事情から、遺骨帰還が困難になりつつある状況を踏まえ、南方地域からの今後の遺骨帰還の促進を図ることを目的に、平成十八年度より厚生労働省から海外未送還遺骨情報収集事業の委託を受けて、現在東部ニューギニア及びビスマーク・ソロモン諸島の二地域において未帰還遺骨の集中的な情報収集を実施し、未だ海外等に眠るご遺骨の早期帰還に貢献しています。
近年、特に多くの参加希望が寄せられる硫黄島、東部ニューギニア、ビスマーク・ソロモン諸島の遺骨帰還事業について、本会が掲げる英霊顕彰運動の一環から、多くの遺族が参加できるよう派遣者枠の拡大を要望しています。