トップ » 遺骨帰還事業の取組み » 事業の取組み » 集団埋葬地で143柱を収容 硫黄島遺骨帰還事業
日本遺族会では、政府が主催する先の大戦における日本人戦没者の遺骨帰還事業に対し戦没者遺族の参加者を派遣し、協力している。
硫黄島における遺骨帰還事業の「第一回特別派遣」が七月九日から十七日までの期間で実施され、本会からは六人を派遣した。
第一回特別派遣団は、通常派遣に参加している本会や硫黄島関係団体の他、公募ボランティア等からの参加者を含め総勢約五十人が参加し、政府が米国調査で得た資料により発見され、これまで九九八柱が収容されている「滑走路西側集団埋葬地」で収容作業を行い、今回新たに百四十三柱を収容した。
今回収容された遺骨は硫黄島にある厚生労働省の仮霊安室に安置されており、来年二月に奉還される予定である。
また、七月十六日から三十一日まで硫黄島「第三回開削調査立会」が実施され、本会からは二人を派遣し、硫黄島基地北西の大坂山から北東にかけての地域で、開削調査により発見された地下壕等の検証が行われた。